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2014年4月14日月曜日

血圧-3.高血圧症とは-

【高血圧症とは】

血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態を言い、収縮期血圧(最高血圧)が140mmHg以上または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上に保たれた状態を言います。

高血圧症は、心臓病と脳卒中の最大のリスクファクターになります。

高血圧症になる代表的な要因としては、肥満や塩分の取り過ぎがあげられます。

さらに糖尿病、高コレステロール血症、喫煙などの危険因子を複合的に持っている人の場合、そ高血圧症になるリスクは極めて高くなります。

【高血圧症の種類】

1.本態性高血圧症

高血圧症の中で最も多いタイプで、高血圧症の90%を占め原因ははっきり分かっていませんが、遺伝的な因子や生活習慣などの環境因子が関与していると考えられています。

2.二次性高血圧症

血圧上昇を引き起こす原因となるはっきりした病気があるときに、これを二次性高血圧症と言います。

高血圧症を引き起こす疾患としては、腎血管性高血圧症,原発性アルドステロン症,褐色細胞腫,クッシング症候群などがあります。

【おまけ】

血圧を測定して自分の血圧が正常値の範囲だとついついつい安心しがちですが、脳卒中や心筋梗塞などを起こす例は少なくありません。

そのため最近は、"血圧はできるだけ低めにコントロールするほうがいい"とされています。